FP3級試験。
簡単に合格できそうだと思って、テキストを買ってみたけど、意外に難しい。。。
そんなお悩みありませんか?
実際、FP3級試験は、合格率は高いですが、内容は難しいんです。
テキストを見ると、日常生活では、使わないような、言葉がたくさん出てくるからです。
例えば、
・登記
・控除
・係数
などなど。
しかも、それほど詳しい解説もなく、普通に使われています。
なので、結構苦しみながら独学をする方が多いのです。
こちらの記事では、そんなあなたを救うべく、
「どうすれば、苦しむことなく、FP3級試験に合格することができるのか?」
について、その具体的な勉強法についてご紹介していきます。
この記事を読んで実践することで、独学でも楽しみながら学び、そして、半分の時間で合格できるようになりますよ。
※この記事では、主に、独学での勉強法について解説していきます。
独学か講座の受講か
FP3級の勉強方法は、大きく分けると、「独学で学ぶ」と「講座などを受講して学ぶ」の2つがあります。
このうち、効率良く学びを深めていけるのは、「講座を受講して学ぶ」です。
ただ、この方法は、当たり前ですが、お金がかかりますよね。
資格学校などの講座を見てみると、FP2級とセットになっていることが多いようですが、3万円~10万円ほどの料金がかかるようです。
なので、お金を払っても良いと思う方は、そういった講座を受講しても良いと思いますが、あまりお金をかけたくないという方は、独学という選択肢になります。
ただ、独学は、お金がかからない分、マイナスの面が大きく3つあります。
それは、
「勉強に時間がかかる」
「頭に残りにくい」
「モチベーションの維持に苦労する」
の3つです。
逆に、これらを上手に解消できれば、独学のほうが良いですので、この記事では、独学でこういった3つの点を解消しながらできる、オススメの勉強法について解説をしたいと思います。
効率を上げるポイントは5つ
独学で、FP3級の勉強を楽しくする、効率を上げるポイントは大きく5つあります。
それは、
のです。
ここからこれらについて、1つずつ解説していきます。
五感を上手に使う
最初は、耳を上手に使うということについて、お伝えします。
独学での勉強は、テキスト&問題集という方法になりがちですが、それは、「目で見て学ぶ」という方法です。
でも、目だけではなく、口や耳も上手に使いましょう。そうすることで、効率がアップします。
口については、「声に出して読む」ということ。
耳については、「音でも聞く」ということ。
教科書を読む前に
例えば、中学校や高校のときのことを思い出してみてください。
授業を聞いてから、教科書を読んだときと、授業を聞く前に、教科書を読む時を比べると、頭への入り方が大きく違ったはずです。
なぜなら、「聞いたことがある言葉が、たくさんある状態」になるからです。
聞いたことがある言葉がたくさんあればあるほど、教科書を読んでいて楽しいですよね。
なので、ぜひ、テキストを読む前に、「聞いたことがある言葉がたくさんある状態」を作ってみてください。
また、耳(音声)は、家事をしながら、電車で移動しながらなど、スキマ時間の活用にも有効です。
モチベーションを高く維持する工夫
2つ目は、「モチベーションを高く維持する工夫をする」ということ。
独学は、1人で取組みますからどうしてもモチベーションの維持が大変ですよね。
仕事が忙しくなってしまったり、遊びたくなってしまったりすると、勉強がどうしても後回しになってしまいがち。
なので、ここでは、モチベーションの維持の方法について3つお伝えします。
仲間を作る
1つは、仲間を作るということです。
1人だとモチベーションが続かなくても、一緒に頑張る仲間がいるとモチベーションを維持しやすいですよね。
なので、一緒に試験を受ける人と励まし合いながら取り組むという方法がオススメです。
もし周りにそういった方がいなければ、X(旧ツイッター)などで、試験勉強を頑張っている人がいることがいるので、オンライン上で励まし合ったり、刺激をもらったりするのも良いですね。
勉強が辛い状態をなくす
続いて、「勉強が辛い状態をなくす」ということ。
これは、先ほどの繰り返しにはなるのですが、「知らない言葉がたくさんあるテキストを読む」というのは、辛いです。
なので、勉強開始前に、少しでも知っている言葉がたくさんある状態を作りましょう。
その方法は、音声や動画で、聞き流すというのがオススメ。
YouTubeなども上手に活用してください。
目的を明確にする、合格後の良い未来をイメージする
次は、「目的を明確にする、合格後の良い未来をイメージする」ということ。
例えば、
「合格したら、この資格を使って転職して年収を150万円増やして、毎年海外旅行に行きたい!」
などのように、合格した後の未来を具体的に想像して、ワクワクした気持ちを持つようにします。
そうすると、仕事のモチベーションが高まりますし、時々それを思い出すことで、モチベーションの維持をすることができます。
ぜひ、少し時間をとって、「合格後のワクワクする未来をイメージする」ということをやってみてください。
勉強の手順を間違わない
3つ目は、勉強の手順を間違わないということ。
FP3級の勉強を開始する時。気持ちはわかるのですが、最初にテキストを全部読んで、全体像を掴んでから、問題集をやりたくなりますよね。
でも、テキストを読むのに時間がかかってしまう。
そして、その後、問題集をやったら、「ほとんど覚えていない!」という経験がある方も多いのではないでしょうか。
この方法だと、やっぱり時間がかかってしまいます。
オススメは逆
なので、オススメの取組み方は、逆です。
まずは、テキストではなくて、問題集(または過去問)から。
テキストや解答で調べながら、問題集を取組みます。
それが一通り終わってから、テキストを読みます。
すると、どこが大事なのかがわかるので、テキストの言葉が頭に入ってきやすくなります。
何もわからない中で、問題集をやるのは、最初は、精神的に苦しいかもしれません。
でも、この手順をぜひやってみてください。
完璧を求めない
あなたは、何のためにFP3級試験を受験しますか?
例えば、
・キャリアアップのため
・自分の能力を高めたい、自信をつけたい
・お金の知識をつけて、自分の日常生活に活かしたい
・仕事で必要だから
・FPの仕事をしたい
など、人それぞれ、色々な目的があると思いますが、
「目的に合った形で、どこまで勉強するか」
のスタンスを変えてみましょう。
例えば、上記のうち、「お金の知識をつけて、自分の日常生活に活かしたい」という方であれば、「知識を記憶することよりも、理解すること」のほうが大切ですよね。
細かい数字は覚えておかなくても、調べれば良いですから。
なので、試験によく出るところは、もちろん記憶する必要がありますが、それ以外のところは、記憶するまでは頑張らなくても大丈夫ですよね。
このように、自分の目的に合わせて、どこまでの努力をするのかの調節をしましょう。
目指すのは合格で良いです。
決して、100点での合格を目指す必要はありません。
記憶の構造を理解する
最後5つ目は、記憶の構造を理解するということについて。
人それぞれ記憶(暗記)する力は、差がありますが、年齢が上がっていくに連れて、記憶力は落ちていくと言われています。
そのため、若い頃と同じようなやり方で記憶をしようとすると、苦しむ方が多いです。
なので、少しでも効率よく記憶(暗記)をすることができるように、脳の記憶の仕組みを理解しておくと良いでしょう。
記憶の仕組みは色々とあるようですが、特に、知っておいてほしいのは、大きく2つ。
感情が動けば記憶力が高まる
1つは、「感情が大きく動いた時の記憶は維持されやすい」ということ。
例えば、小学校の頃に鮮明に覚えている記憶のことを考えてみてください。
きっと、「とても楽しかったこと」「とても辛かったこと」「とても驚いたこと」などの、感情が大きく動いたときのことのほうが記憶に残っているものが多いはずです。
なので、少しでも楽しみながら、勉強をすれば、記憶に残りやすくなります。
文字を映像や画像に変換する
もう1つは、「イメージ(映像、画像)のほうが記憶しやすい」ということです。
例えば、クーリングオフができる日数の8日という数字を覚えようとする時。
ただ、文字として数字を覚えるだけよりは、
「蜂(8)のマークのクリーニング屋さん(クーリングという言葉と似ているため)」
などと、映像としてイメージしたほうが、覚えやすいですし、記憶にも残りやすくなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
FP3級は、合格率は、とても高いです。
ただ、内容が簡単かと言われると、そうではありません。
特に、金融関係や不動産関係の仕事をしたことがない方にとっては、難解な言葉がたくさん登場します。
なので、勉強自体は、結構大変。
合格率が高い理由は、「内容が簡単だから」ではなく、「理解できていなくても受かる」という試験だからです。
でも、お伝えした5つのポイントを実践しながら、独学をするだけで、大きく勉強に使う時間を削減できますし、楽しくなります。
ぜひ、実践してみてください。