クレジットカードについての解説です。
クレジットカードの用語解説に加えて、日常に活かすポイントも合わせてお伝えします。
一般的な説明
クレジットカードは、商品を購入したり、サービスを受けたりするときの代金を、後払いで支払うことができる手段の1つです。
顧客の信用を条件として、後払いという方法が認められるものです。
支払い方法には、一括払い、分割払い、リボルビング払いの3種類があります。
わかりやすく説明(正確性よりわかりやすさ重視)
上記の説明でも十分かもしれませんが、もう少しかみ砕いて、解説します。
クレジットカードの「クレジット」の意味をご存知ですか?
このクレジットという言葉は、英語の「credit」で、その意味は、「信頼」や「信用」という意味です。
なので、クレジットカードは、「信用のカード」、つまり、
「(後払いでもちゃんとお金を払ってくれるという)信用を条件に、後払いを認めるカード」
ということです。
ですので、支払いが滞ることが繰り返されると、信用を失ってしまいますから、クレジットカードが停止となったりするわけです。
比較的身近なクレジットカードですが、「クレジット」という言葉の意味まで確認しておくと、理解が深まりますよね。
↓LINE公式アカウント登録で、無料特典「頑張らなくても受かる『FP3級の新しい勉強法』」をプレゼント↓
日常に活かすポイント(現役独立系FPが解説)
冒頭部分で、クレジットカードには3種類の支払方法があることに触れました。
この中で注意が必要なのが、分割払いとリボルビング払い(リボ払い)です。
これら2つの支払い方法を使うと、大きな出費があった場合でも月々の返済額を抑えられます。
そのため、毎月の負担を軽減することができ便利です。
でも、「どちらも手数料を上乗せして返済する必要があること」に注意しましょう。
分割払い
分割払いは、2回から36回程度の支払い回数から選択できます。
クレジットカード利用額を支払い回数で割った金額が毎月の返済額となります。
そのため、支払い回数を増やせば1回あたりの返済額は低額で済みますが、一方で、回数を多くするほど手数料の利率が高くなりトータルで支払う金額は高くなります。
例えば、10万円を3回分割払い(年率12%)にする場合と、10回分割払い(年率15%)にする場合とでは、以下の通り、手数料の額は、約5,000円の差となります。
例:
■クレジットカード利用10万円を年率12%で3回分割払いにする場合
毎月返済額 約34,000円
返済総額 102,010円(このうち手数料2,010円)
■クレジットカード利用10万円を年率15%で10回分割払いにする場合
毎月返済額 約10,700円
返済総額 107,000円(このうち手数料7,000円)
リボルビング払い(リボ払い)
リボルビング払いは、支払いの総額に関わらず一定の金額を完済まで支払い続ける方法です。
先ほどご説明した「分割払い」は、支払い回数を決めて返済する方法。
一方で、「リボルビング払い」は、支払い金額を決めて返済する方法です。
月々2万円返済と決めれば、たとえクレジットカードの利用限度額めいっぱい利用しても返済は月2万円のまま。ただし返済期間は残高がなくなるまで続きます。
月々の返済額が少なければなかなか残高が減らず、完済まで長期化するだけでなく、支払う手数料が膨大な金額になってしまうことも考えられます。
特に注意すべきはリボ払い
そのため、分割払いよりも、リボルビング払い(リボ払い)のほうが危険です。
リボルビング払いは、金額が大きくなると、支払う期間が長くなるため、手数料がどんどん高くなっていくからです。
リボルビング払いを勧めるようなポイントアップやキャッシュバックのキャンペーンを行っているカード会社も多くありますが、特典ばかりに注目して安易に選択しないように注意しましょう。
クレジットカードは計画的に利用してこそ価値があるのです。
↓LINE公式アカウント登録で、無料特典「頑張らなくても受かる『FP3級の新しい勉強法』」をプレゼント↓