こちらの記事では、「相続」という用語について解説します。
相続は、FP試験においては、6分野の1つにもなっている重要な言葉ですが、馴染みがなくて難しい言葉ですよね。
「相続人」と「被相続人」は、「どっちがどっちかわからなくなってしまう!」なんて人も多いはずです。
ここから、解説をしていきますので、しっかりと腑に落としておいてくださいね。
相続とは?(一般的な解説)
まずは、一般的な解説から。
「相続」という言葉は、一般的には、
「死亡した人の財産を、残された人が承継すること」
と解説されることが多いです。
この解説に出てくる言葉のうち、「死亡した人」のことを「相続人」、「残された人」のことを「被相続人」と言います。
また、財産は、プラスのもの(資産)だけではなく、マイナスのもの(負債、借金)も含みます。
もう少し深掘り
先ほどの解説を読むと、理解はできるとは思います。
ただ、なぜ「相続人」が「死亡した人」で、「被相続人」が「残された人」を指すのかが、しっくりこない人も多いはずです。
なので、もう少し深掘りしてみます。
相続の語源
相続という言葉は、仏教用語からきている言葉だそうで、
「仏教用語の『相(すがた)を続けること』を語源としており、「受け渡す方の意思が、確実に受け継がれること」
彩の国法務合同事務所 http://www.sainokuni-sato-office.co.jp/pages/31
だそうです。
なので、この語源をふまえて、
「相続」=「亡くなった人が、生きている人に、想いを受け継ぐこと」
と読みかえると、わかりやすいですね。
相続人は想いを届ける人
なので、相続人は、「想いを生きている人に受け継ぐの人(届ける人)」なので、「死亡した人」。
一方で、被相続人は、「想いを受け継がれる人(届けられる人)」なので、「残された人」になりますね。
※「被」という単語は、「られる」という受け身の言葉です。
このように考えると、わかりやすいかなと思います。
まとめ
相続は、簡単に言えば、「なくなった人が、生きている人に、想いを受け継ぐこと」です。
そして、
・想いを届ける人は、「相続人」
・想いを届けられる人は、「被相続人」
となります。
引き続き、FP3級試験を楽しみながら勉強していってくださいね。
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