この記事では、「教育ローン」という言葉について解説をしていきます。
なんとなく意味は理解できる言葉かもしれませんが、FPのテキストなどでは、あまり詳しい解説がないケースも多いので、勉強がより楽しくなるよう、わかりやすく解説します。
日常への活かし方についても、合わせて解説しますね。(活かし方を知っておくと、より勉強が楽しくなります)
一般的な説明
では、まずは、一般的な説明です。
教育ローンとは、「子どもの教育費や学費のために借りるローンのこと」です。
公的なローン(例えば、国の教育ローンである「教育一般貸付」など)と民間のローンがあります。
この内容だけでも、ある程度、理解できるかもしれません。
ただ、「ローン」という言葉の解説がないので、その点も含めて、ここから解説しますね。
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わかりやすく説明(正確性よりわかりやすさ重視)
では、ここから「教育ローン」について、わかりやすく説明をします。
教育ローンという言葉のうち、「教育」というのは、「教育費や学費のこと」です。
そして、「ローン」というのは、「(お金が足りない場合などに)国や金融機関などから、お金を借りて、少しずつ返済していく仕組みのこと」です。
でも、当たり前ですが、タダでお金を貸してくれることは稀です。
借りたお金よりも、多くのお金を返す必要がある場合がほとんどです。
そのため、返済をする際に、「利息」という形で、借りた金額よりも、多くの金額を払う必要があります。
用語解説まとめ
教育という言葉と、ローンという言葉をそれぞれ解説しました。
これらの言葉を組み合わせてわかりやすく整理すると、教育ローンとは、「教育費や学費が足りない場合に、お金を借りることができる仕組み」となります。
ローンという言葉の意味を深掘りしておくと、理解しやすくなるはずです。
日常に活かすポイント(現役独立系FPが解説)
教育ローンを利用するのはどんな時?
過去のFP3級試験で、国の教育ローンで認められる使い道を問う問題が出題されました。
教育ローンの使い道として、学校の授業料や受験費用に使えることはイメージできると思います。
でも、実は、
「ひとり暮らしをするための住居費用や定期代、PC購入費などへの利用」
も認められています。
また、大学の入学金は、入試の合格発表があってから1週間から2週間以内に納付することが一般的です。この時に、初年度の授業料を一括で支払う必要のある大学もあり、私立大学の場合は100万円超のまとまった資金が必要となります。
仮に、奨学金の申し込みをしていたとしても、実際に受け取れるのは入学後のため、入学金の支払いには間に合いません。
こういったタイミングで「お金が準備できない」ことを理由に進路を諦めなくて済むという意味では、教育ローンは使い勝手が良く、救世主のような存在に思えますね。
使い道が限定されていないフリーローン(多目的ローン)に比べて教育ローンは金利も低いので、支出がかさむ時期を一時的に乗り越えるために、計画的に活用するのは良い選択と言えます。
ただ、最初に書いたとおり、
「ローン=お金を借りることができる仕組み=借金」
ということを忘れてはいけません。
将来の返済負担を考慮し、ご自身の収入見込みやキャリアプランに合わせた計画を立てることが大切です。
ライフプランを立てて、計画的に利用しよう
ちなみに、教育費というのは、いつ、いくら必要になるのか、ある程度、予測することができます。
具体例を見てみましょう。
文系の私立大学に進学するには、約400万円の学費が必要とされていますが、今年生まれた子どもに大学資金が必要となるのは17年後から18年後です。
すぐに400万円を準備するのは難しいですが、18年間で400万円を準備するのであれば、1年間に約22万円、1か月あたり約1.8万円を積み立てることで可能です。
さらに、4%で運用して増やしながら、積み立てるのであれば、1か月あたり1.4万円で済みます。
月1.4万円という金額は、児童手当(0歳~2歳は月額1.5万円、3歳~15歳まで月額1万円)を充てれば、決して難しい金額ではありませんよね。
つまり、ライフプランという計画を立ててあらかじめ費用を予測しておけば、教育ローンに頼らず教育資金を準備することは可能です。
夏休みの宿題も、1日1ページやれば良いのに、最終日に慌てて終わらせようとするから大変なのと同じです。
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