FP3級のテキストには、「保険募集人」という用語が登場します。
生命保険や損害保険などの仕事に従事されている方にとっては、特に違和感のない言葉かと思います。
ただ、そうではない方にとっては、あまり馴染みのない言葉ですので、解説をしていきたいと思います。
保険募集人とは
保険募集人は、簡単に言えば、「生命保険や損害保険の販売や説明を行い、手続きをする人」です。
例えば、以下のような方だとイメージしやすいと思います。
- 日本生命保険や第一生命保険、プルデンシャル生命、ソニー生命など、生命保険会社の営業の方
- ショッピングモールやスーパーなどにある保険ショップ(ほけんの窓口、保険見直し本舗、ほけん百花など)で保険の説明などをする方
- 複数の生命保険の販売をしている生命保険代理店の方
- 東京海上日動などの看板が掲げられている自動車のディーラーの方
- 自動車保険の加入手続きをサポートしてくれる方
この他、郵便局やJAなどで、共済の説明や手続きをしてくれる人も、保険募集人になります。
なぜ募集人という言葉?
では、なぜ「募集人」というよくわからない名前がついているのでしょうか。
実は、「募集」という言葉は、保険会社側から見た言葉なのです。
消費者側からみると「保険の加入」ということになるのですが、保険会社が、保険の勧誘や手続きをすることを「保険の募集」と言います。
そのため、「保険募集をする人」という意味で、「保険募集人」という言葉が使われています。
消費者の視点だとわかりにくいのですが、保険会社の視点で見た用語だと考えていただけるとわかりやすいと思います。
保険募集人になるには?
保険募集人になるためには、試験に合格した上で、内閣総理大臣への登録等が必要となります。
生命保険と損害保険では、それぞれ別の試験があります。
その試験に合格し、登録等が完了した方。それが保険募集人になります。
まとめ
「保険募集人」という言葉は、保険会社側から見た言葉です。
テキストに「保険募集人」という言葉が出てきたら、「保険の勧誘や手続きをする人」と置き換えて読んでみてください。
例にも挙げたような、保険募集人の方をイメージすると、わかりやすいはずです。
それでは、FP3級の試験、引き続き、楽しみながら学んでくださいね。
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